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【リフォーム師 ヤエ】

「リフォーム師 ヤエ」

 私はヤエ、リフォーム師をやってます。

「なんのリフォーム」かって?

メンタルのリフォームです。

「家を綺麗にしたり機能性を良くする仕事」かって?

それは住宅のリフォームでしょ。

「着れなくなった服を手直しする仕事」かって?

そう、袖のほつれやズボンの裾を直したりサイズを変えたりするの・・・
バカッ・・・そうじゃないの!

メンタルよ!メンタル・・・精神や気持ちの事。

「精神内科」かって?

似てるけど違う。

私のやってることは・・・精神のリフォーム。

それ何?・・・って?あのですね、人間のメンタルはもともと
クリアーなのよ。

それが長年この世に属してると、知らず知らず曇ってくる人がいるの。

そのくもたメンタルの汚れを取って、クリアーにする手助けをするのが私の仕事。

「やっぱり精神内科」だって?

じゃなくって!

医者は精神面のしこりやストレスからくる肉体や精神の変調を
癒すところでしょ・・・

ここは恋愛関係や金銭面、人間関係など医者の領域以外の
メンタル面を診るの!

人ってその原因が解ると突然肩の荷を下りしたように楽になるの。
その瞬間って凄いのよ。なんか、悪い憑き物が取れたって感じ。

気付きの瞬間・・・って私は言ってるけど。その、気付きの瞬間の顔を
見るのが好きなのよ。

医者の気持ちようく解るわ。

「面白いエピソード、無いか」って?

そうね・・・例えばこんなのがあるわ。


その人はA子さん30歳主婦。

リフォーム依頼の内容は、A子さんVSご主人と2人の子供のことなの、
子供さんまでご主人に加勢するんですって。

それで悩んで来られたの。

A子さんにしてみれば4人家族で奥さん以外3人は敵なのよ。
3対1でぶつかり合うのは日常茶飯事。

その奥さんは「2人の子供が小さい頃は自分の思うようになって
本当に良かった」って呟いたのね。

私、原因はそこにあるってすぐ解った。

そして、その原因がもうひとつあるのよ。それは、A子さんの母親の
育て方にあったの。

つまり2人の子供さんからみるとお婆ちゃんね。

そのお婆ちゃんの子育てをA子さんはそのまま受け継いちゃったの。

「それって、どういう事ですか?」って?

具体的に云うとお婆ちゃんは少し潔癖なところがあるのね。
自分の子供、つまりA子さんの行動を誘導する癖があったの。

当然自分の都合の良いようにね。

口癖が「あなたの為だから」・・・だった。

A子さんにしてみれば「あなたの為」って云われたら反発できないでしょ?

それで彼女は「子育てとは親が誘導するもの」だと潜在的に勘違いしたの。
それが自然に身についてしまったのよ。

これって10歳位までにしつけられると一生涯当然のことと勘違いしたまま
成長しちゃうものなのよ。やっかいな事にね。

今ある考え方は幼少の頃に形成されるケースが非常に多いの。

早い話が親の影響。

その事をA子さんに話してあげたらA子さんの目から大粒の涙がこぼれたわ。

思い当たることが沢山あったのね。

そして「原因は私にあった」って言ったの。

ここに来た時と帰る時の顔がまったく違ったっていう例でした。


「他のケースは無いですか?」って?

次は恋愛でいく?

解った・・・あまり得意じゃないけど・・・。

ここに来る恋愛問題の多くは自分勝手な思い込みが多いの。

例えば「彼氏が全然解ってくれない」って云う相談が最も多いの。

そんな時はほとんどその逆のケースが多いわ。

どういうことかというと、大体は言ってる相談者の方が彼を
解ってないのよ。

だから「あなたの方が彼のことを理解してごらん」って言うの。

さっきのケースとニュアンスは似てるけど逆よ。これ大事なポイント。

彼氏の事や彼女の為を私は何時も考えてる・・・とか、
彼氏の好いように私はなんでもしてあげたのに解ってくれない・・・
というおせっかいやさん。

言葉では彼の為とか言いつつ実は自己満足なのよ。

私の生き甲斐はあなたに尽くすことなの・・・そういう人に限って、
何かあると「私は一生懸命尽くしたのに彼に裏切られた」って言うわ。

だいたいパターンが決まってるのよ。

「そういう時はどうするの?」って?

そうねぇ。

相談者が彼やご主人と別れる前なら、「お節介は必ずしも相手の為には
なりません。お節介は自己満足の道具じゃありません。
お節介や愛情の押し売りはしないで下さい」って言うわ。

簡単に云うと、その愛情の押し売りが多いのよ。

愛するということと、好きっていうことは誘導することとは全く違う・・・
と私は思う。

大半の親は、子供がどんなのであろうと愛してます。

たとえそれが裏切られても、親って子供がいいなりにならなくても嫌いに
はなりません。嫌いになる場合は大概が愛情の押し売りが通用しなく
なったから。つまり自分が子供を誘導できなくなって不安になった。

神様は人間がいいなりにならないからといって、いちいち裁いたり
嫌いになったりする?しないでしょ?

私はそれこそが、本当の愛かもしれないと思ってる。

好きという行為は、はじめに自分が入ってます。

音楽好き、映画好き、異性好きなどと云うけど、
好き・・・は表面上の自我から出てくるものだと思うの。

その好き・・を超越したところに「愛」があるような気がする。

愛は・・上手く表現出来ないけれどもっと違うところにある気がします。


他に恋愛問題で多いのが、独りよがりタイプの相談事。

「どういう事ですか?」って?

それはね、自分勝手なシナリオを作って、そのシナリオと違うと
苛立ったり、あげくはストーカー行為に発展・・というケース。

それは男女の関係なく誰にでも多少はあるみたいだど・・・。

他にDVのケースもあるのよ。

例えば?

相談者B子さんの場合なんだけど、B子さんは母と妹さんの3人暮らし。
B子さんが子供の頃から母親は異性関係にだらしなく、きまってその
交際相手は暴力を振るらしいの。

そんな光景を幼い頃から目にしていた彼女は、妹さんと2人で「将来は
絶対、優しい男の人と結婚しようね」って事あるごとに話してたらしいの。

B子さんは心からDV男性を軽蔑し嫌ってた。

そして姉妹は母親から独立し普通に好きな交際相手もできたの。

でも、B子は付き合う彼氏がことごとくDVだったのよ。

私から見ると「嫌い嫌い」が結果、逆にDVに執着してしまい、
DVを引き寄せるかたちに発展してしまったの。

でも、妹さんは姉と違い、母が反面教師となり、母とは違う人生を好んだ。

この考え方の違いが2人の人生を大きく分けたのよ。

B子さんはDVから逃げようという意識が強く働いて、いつもDVの
ことを考えてるから結果DVを引き寄せてしまったというケース。

完全にネガティブ思考のケースね。

妹さんは母とは違う人生を探すという道を選んだ。

肯定したケースよポジティブ思考ね。妹さんは普通に明るく仲の良い
家庭を築いたみたい。

この事をB子さんに話したんだけど何処まで真摯に受け止めて
くれたのか・・・?その後、会ってないから不明だけど。

ものごと原因があって結果があるでしょ?良い事も悪い事も何らかの
原因が必ずあるのよ。全て自分が選び、呼び寄せた結果なの。

他にも親・兄弟の影響って結構大きいのよ。小さい頃の家庭環境は
とっても大事ね。

子供の頃に受けた精神的ダメージはトラウマとなって大人になってから
出て来るケースが多いの・・・わたしの経験上。

家庭環境って重要よね。

「他には無いですか?」って?

たくさんあるわよ!相談者の数だけ。

リフォーム師は基本原因を追及しないと出来ない仕事なの。

うわべだけ取り繕っても無理。人間ってすぐに以前の自分に戻ろうとする
癖があるみたい。

隠れていた自分と向き合わないとそう簡単には変われないの。

変えようと思ったら最低でも60日は実行しないと変われない。
言い方を変えれば60日で考え方も身体の細胞も変わるのよ。

人間って凄いの。

どんな環境でも60日で馴れるっていうことね。馴れるっていう字は、
成れるとも書けるのね。私もその事に気付くのにすごく時間が掛かったわ。

以前は「カウンセラー・ヤエ」だったの。

でも、その事に気付いてから「リフォーム師・ヤエ」に改名したわ。

悩みの根本を把握してその根本から相談に乗ろうと思って「リフォーム師」
にしたの。

「えっ?リフォーム師は他にもいるのか?」って?

いないわよリフォーム師って私が命名したんだから。

「ヤエさんの人生を聞きたい」って?

他人に語るほど珍しい人生送ってないわ。それより、今月の初め、
相談にみえたご婦人なんだけど変わった相談だったわ。あなた聞きたい?


そのご婦人は50歳代半ばくらい。とても上品で綺麗なご婦人だった。

相談内容は、そのご婦人の全人生をリフォームして欲しいというものなの。

そんなの出来っこないから即、断ったわ。当然でしょ?

そしたら、ご婦人が淡々と語ったわ。

生まれてから父親と母親に従い、大学を卒業してからは某クレジット
会社に就職し上司に従い寿退社。主人に従い子供も2人授かり家庭に
従ってきた。生まれてからずっと何かに従い続けてきたらしいの。

もういいかげんに飽きたって云うのよ。

で、わたし聞いたの。

どのように変えたいの?って。

当然の質問でしょ?

そしたらご婦人は、全てを消して欲しいって言うの。

消すということはお客さんの人生を全否定する事になりますよって言ったわ。

ご婦人はそれでも良いっていうのよ。

メンタルをリフォームするという事は何か新しいものに指し替えるという
意味ではありません。

今ある心の曇りを取ってクリアーにするという意味で、心のケアが
目的なんです。だから、お客さんの人生はリセットできません。

失礼ですけど、お客さんのご主人さんやお子さんも否定なさり
たいのですか?って聞いたわ。

当然の質問でしょ?

そしたら、それでもかまいませんって云うのよ。

チョット焦ったわ。

それで、私には出来ませんからお帰り下さいって言ったわけ。

そしてらご婦人の態度が豹変したの。

帰り際、こっちを振り返って「なによ能なし!」って捨て台詞を吐いて
出て行ったわ。

その後ずっとイヤな気持ち。

「変わった方、いるんですね」

そうよ~。でもまだここからなのよ本題は。

私はお客さんとの会話は全て、ボイスレコーダーに必ず録音するの。

で、そのご婦人が帰ってから、録音したやつを消去する前に聞いてみたの。
そしたら私の声だけでそのご婦人の声が全く入ってないのよ!

不思議なことがあるなって思ったわ。

その翌日の午前、玄関のインターフォンが鳴ったの。来たのはふたりの
刑事さんだった。刑事さんから顔写真を見せられたわ。

手にとって見たら昨日のご婦人の顔写真だったの。

ひとりの刑事さんが「この方に見覚えありますか?」って。

「はい、昨日の夕方、相談に来ました」って応えたわ。

「どんな相談でしたか?」って刑事さんが聞いたので、

「守秘義務があるからお答えできません」って言ったの。

すると刑事さんが「これは事件なんです・・・」

「どんな事件?」

「この女性は昨日、死んだんです」って言うのよ。

私はビックリ!

で、「どのように亡くなったんですか?何時頃ですか?」って聞いたの。

「昨日の午前10時35分頃」だって言うの。

「????チョット待ってください?この方がみえたのは夕方ですよ」
って言ったら「何か証拠、ありますか?」って言うので例のボイス
レコーダーを見せたの。

現在時刻も合ってるし昨日の彼女との録音時刻も間違いないのよ。

ただ、刑事さんが「ヤエさんの声ばかりで、そのご婦人の声が入って
ませんよ」って云うから

「私もさっぱり解りません」って言ったの。

「なんで私のところを刑事さん解ったんですか?」って聞いたのね。

そしたら、そのご婦人の持っていたメモに書いてあったらしいのよ。

帰り際に「そのご婦人の死因は?」って刑事さんに質問したら、
午前10時35分頃駅のホームから飛び降りたらしいの。

それで、その日の足取りを追ってたらしいわ。

じゃあ、ここに来たご婦人は誰?

私が聞きたいわよ。

印象から言うと普通の人間のおばさんだったわよ。足もあったし・・・
手もあった・・・お茶も飲んだ・・・こういう不思議なこともあるのね。

     END 
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